【かわまた】地域と、共に
地域協働推進校である本校は、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)として地域と協働した教育活動を行っています。
学校運営協議会の意見を踏まえて、今年度も「地域と共に歩む学校」としての教育活動を展開しています。
今回は5つの視点から地域協働推進校としての本校について御紹介します。
1.高い地元からの入学率
川俣町には中学校が2つ(川俣中学校、山木屋中学校)あり、2つの中学校出身者は本校の64.2%を占めています。
伊達郡・安達地区を含めると77.4%を占めています。
地元にとって有力な進学先であり、地元の子どもたちの教育機会の確保という役割を担っています。
2.地元への人材の還流
過去3年間の卒業生のほとんどは地元や近隣の企業や大学に就職・進学しています。就職した卒業生の中には、地元の消防団や青年団で地域を守り支える活動に励んでいる若者も多くいます。
若年者の地域への留保や人材の還流に貢献しています。
3.地域と協働した教育活動
体験型・探究型の授業に力を入れている本校では、「総合的な探究の時間」を中心として地域と協働した授業を行っています。
「商店街PR動画作成」班では、映像クリエーターさんや地元の皆さんとともに川俣町の撮影、取材を行いPR動画を作成しています。
↑↑↑ 令和5年度に作成した動画はこちら ↑↑↑
「農業体験」班では、学校のある飯坂地区の住民の皆さんと野菜作りに励んでいます。秋には収穫祭で成果を披露する予定です。
他にも、川俣町主催の企業説明会や近畿大学「川俣町発人材育成プログラム」、立命館大学「ライスボールセミナー」、福島イノベーション・コースト構想人材育成事業などと連携して教育活動を行っています。
4.地域に貢献する活動
JRC同好会やボランティア委員会を中心に、多くの生徒が地域におけるイベントや社会福祉協議会関連のボランティア活動を行っています。
生徒は「地域のためにできることをしたい」「地域の方々と一緒に活動するのは楽しい」と感じており、「コミュニティ・スクールであること(地域と協働した教育活動を行っていること)」を本校の魅力ととらえていることがわかります。
5.「SILKカルテット(連携の四重奏)」
地域協働推進校としてのこれまでの取組を踏まえ、本校が地域連携をさらに推進していくために、この度「SILKカルテット(連携の四重奏)」という柱を立てました。
本校が目指すのは―――
〇地域連携を通じて生徒が
・地域に脈々と受け継がれている精神や地域が守り育ててきた価値を
・地域の方々との対話や協働によって
・地域の宝(遺産)としてしっかりと受け継ぎ
それらを通じて、
・自分の在り方や生き方を考え、自分なりの展望を見つける
〇その取組の最終目標として、地域が
・これからも持続可能なホームベース(基地)として
・魅力を無限大に広げながら
・活力ある町として発展するように
本校が地域にとって
・希望を灯す存在となる
川俣高校は地域協働推進校としての役割を自覚し、引き続き地域と共に、さらなる特色化・魅力化を進めてまいります。
詳しくはHPをご覧ください。