【かわまた】ようこそ、川高ギャラリーへ
1年生から3年生まで美術を選択した生徒たちは、単元のねらいにそって作品を制作したり鑑賞しながら「アート思考」を深めています。
では、生徒たちの作品を見てみましょう。
美術Ⅰ 私が見つけた風景
この題材では、夏休み中に気に入った風景を写真に撮り、その写真をもとにアクリル絵の具でキャンバスに描きました。
遠近法や絵の具の混色の仕方を学びながら、空の雲の色やグラデーションや建物の感じなど、風景の中で自分が一番表現したいことを頑張って描くことができました。
テーマを捉えて周囲の世界を注意深く観察し、自分なりの表現方法で完成させましたね。
これらの作品はいま、校内ラウンジに展示されています。
美術Ⅱ 木のスプーンの制作
この題材では、使う目的や場面、スプーンの機能を考えて形を探り、木材を切ったり削ったりして制作を行いました。それぞれがスープを食べるときやコーヒーに砂糖を入れて混ぜるときなど、使用する場面を考えて、さまざまな形のスプーンをつくりました。集中して糸鋸を使ったり、肌触りが良くなるまでやすり掛けするなど、素材の肌触りを感じながら制作していました。
「スープを飲むなら…」「プリンを食べる時には…」「おまじないに使うなら…」 ———。想像力が膨らみませんか?
2年生はほかにも「回転版画」を制作したり、紙粘土で想像力豊かに「生物を空想して」作品を制作しました。
美術Ⅲ 自由画の制作
この題材では3年間美術を学んできた3年生にとって最後の制作になることから、各自がテーマを決めてアクリル絵画を制作しました。
初めに、テーマを決めるにあたり、自分の好きなものや今までの経験や夢など、自分の中にあるモチーフをブレインストームなどを使って言葉で書き出し、その中から絵のイメージを膨らませていきました。
下描きやアイデアスケッチで何枚も描き直す生徒もいましたが、最後はキャンバスに自分の内面を見つめて作品を描き切ることができました。
自由な発想でアイデアを出し(発想)具体的な形にする過程で、実際に試してみたり(実験)、うまくいったところや改善点を見つけ(内省)ながら自分の考えや感情を的確に表現する力を高めることができましたね。
卒業生の作品
ほかにも校内には卒業生が制作したたくさんの作品が展示されています。
描き手と時間を超えて対話できるのも、美術の魅力のひとつでしょうか。
皆さんもぜひお気軽に「川高ギャラリー」を見にいらしてください。