福島県立川俣高等学校

「県北地区唯一の地域協働推進校」 「分かる授業の実践や地域探究により、確かな学力やコミ…

福島県立川俣高等学校

「県北地区唯一の地域協働推進校」 「分かる授業の実践や地域探究により、確かな学力やコミュニケーション能力を身に付けた地域社会に貢献できる人材を育成」 「ICT機器を活用した授業や川俣町、大学と連携した探究的な活動を展開し、コミュニティ・スクールとして地域に根ざした教育活動を実践」

リンク

マガジン

  • 総合的な探究の時間

    川俣高校2・3年生の総合的な探究の時間は、「商店街PR動画作成」と「農業体験」の選択です。生徒たちの活動の様子を追います。

  • 日々の授業

    川俣高校の日々の授業をお伝えします。

最近の記事

  • 固定された記事

川高の魅力を伝えます!

川高公式noteをご覧いただき、ありがとうございます! 福島県立川俣高等学校(通称・川高)は、川俣町にある県北唯一の「地域協働推進校※」です。 普通科1クラスの小さな学校ですが、その中は大きな魅力が溢れています。 川高の普通科は、フツウの普通科ではありません。 その魅力を知っていただくため、公式noteでは、普段の学校の様子を発信します。例えば… ICT機器を活用した授業 アクティブ・ラーニング型授業 地域と協働した「総合的な探究の時間」 「商業」「工業」「家

    • 【かわまた】生命の息吹

      この季節は美しい あたりを見渡せば新しい生命に出会えます 保護者のみなさま 27日(土)はPTA総会 場所は大会議室 最高のロケーションでお待ちしています

      • 【かわまた】地域の皆さんと、山開き

        川俣町には里山がたくさんあります。 4月20日(土)には、町の北部にある長寿山(535.8m)と太郎坊山(551.1m)で山開きがありました。 長寿山・太郎坊山に向かう道路沿いには約200本のソメイヨシノの桜並木があり、「さくら街道」と呼ばれているとか。 川俣高校は、2つの山のふもとにある小島地区の皆さんとともに、 「防災マップ作り」や「防災炊き出し」などで交流を重ねてきました。 そのご縁で、今年も生徒たちがボランティアで山開きに参加することにしました。 長寿山の「憩い

        • 【かわまた】町の特産アンスリウム

          「アンスリウム」という花をご存じですか? 熱帯原産ですが、私たちの町「川俣」で最新の栽培技術で生産されています。 本校の入学式の壇上にも飾られ、新入生の晴れの門出を祝福してくれました。 その新入生たちも、高校生活をそれぞれスタートさせました。 アンスリウムは、花の色ごとに花言葉があるそうです。 【赤いアンスリウム】の花言葉は「情熱」—―—。 【ピンクのアンスリウム】の花言葉は「飾らない美しさ」—―—。 校庭には満開の桜。 本校生53名がそれぞれ個性豊かに花を咲かせ

        • 固定された記事

        川高の魅力を伝えます!

        マガジン

        • 総合的な探究の時間
          7本
        • 日々の授業
          5本

        記事

          【かわまた】休眠打破

          毎日、校舎を巡回していると季節の移り変わりを五感で感じます。 桜には休眠打破が必要不可欠です。 美しい花を咲かせるには低温の期間が必要です。 苦難を乗り越えた先に それぞれが美しい花を咲かせてほしい・・・と願っています。

          【かわまた】休眠打破

          【かわまた】春の日の放課後

          川俣高校の桜も満開を迎えました。 そんな春の日の放課後、生徒を追ってみました。

          【かわまた】春の日の放課後

          【かわまた】川俣高校へようこそ!

          春の雨を浴びて草木が芽吹き、大地の鼓動を感じる佳き日、川俣高校で令和6年度入学式が行われました。 新入生を待つ教室です。 担任の先生がひとりひとりの新入生の心に届くように、勢いのある筆さばきで墨色鮮やかに書きました。 新入生を待つ教室です。 明日からこの教室で16名の新入生の高校生活がスタートします。 校門の桜が新入生の新しい門出を祝福していました。 式辞の中で、校長は新入生に「自分で考える」「仲間と共に」「夢をかなえる」という3つのキーワードを大切にしてほしいと話し

          【かわまた】川俣高校へようこそ!

          校長より生徒の皆さんへ その47         情 識

          『風姿花伝』の中に、『稽古は強かれ、情識はなかれとなり』という一節があります。 妬みの心にとらわれることなく厳密な稽古を心がけよ、という戒めです。 心の持ちようにより、芸が広がりを見せることもあれば、不完全な表現に留まることもある、という考えは、世阿弥の考えにも通じます。 そして、生徒の皆さんには、この稽古という言葉を、学びに置き換えて欲しいと思っています。 学問の定着を図る過程では、人が自分より先んじる場面にも遭遇しますが、妬みが学びの障害になることのないよう、常に離見の見

          校長より生徒の皆さんへ その47         情 識

          校長より生徒の皆さんへ その46       豊かな社会

          管鮑の交わりで知られる管仲についてまとめた『管子』は、黒田官兵衛や二宮尊徳、西郷隆盛といった方々もよく読まれたと言われています。 その中の『倉廩(そうりん)実(み)ればすなわち礼節を知り、衣食足ればすなわち栄辱を知る。』という表現は、国をまとめる立場にあった管仲が、自分に言い聞かせていたこととされています。 直接的な意味を把握した上で、年間をとおして計画な生産ができるよう配慮することで経済が豊かになり、物資が集まるようになれば人も多く集うようになり、結果として豊かな社会を築く

          校長より生徒の皆さんへ その46       豊かな社会

          校長より生徒の皆さんへ その45       繋 ぐ

          鍛冶職人の家に生まれたイギリスの科学者マイケル・ファラデーは、弟子奉公をしながら独学で学問に取り組むとともに、当時のロンドンにはわずかなお金で聴講できる公開講座のような機会があったので、そこに熱心に通い、一流の科学者からの直接の教えに触れることで、一層、自然科学に対する興味を深めることになります。 後にファラデーの法則等を発見する発端には、彼の持つ学問に対する熱心さに加えて、学ぶ機会を提供してくれた公的機関の存在がありました。 若い世代に知的財産を繋ぐ役目として、晩年には、彼

          校長より生徒の皆さんへ その45       繋 ぐ

          校長より生徒の皆さんへ その44      深堀り

          世阿弥は、佐渡島にいた時期に徹底的に見つめ直すことをとおして、能楽に深みを加えたとも言われています。 西郷隆盛や大久保利通も、情報が限られる中で世について考え、世界情勢までも知り得たそうです。 共通するのは、我一心なり、の精神の下、よそ見をすることなく自分の足許を良く見て、深堀りしようとする姿勢です。 隣の芝生は青く見えますが、その時点で二心があります。 全てにおいて真理は深い処にあります。 そして、不退転の覚悟で事に当たらねばならない瞬間は存在します。 生徒の皆さんにも、そ

          校長より生徒の皆さんへ その44      深堀り

          校長より生徒の皆さんへ その43      名 人

          生徒の皆さんは、日本の戦国時代の剣客であった塚原卜伝(ぼくでん)の名を聞いたことはあるでしょうか。 武勇伝も多く、その中には次のような話があります。 卜伝が剣の極意を伝えようとしていた優秀な弟子がいました。 道端に繋がれた馬の後ろを通ろうとした際に、その馬が後ろ脚を跳ね上げます。 とっさのところでそれをかわした弟子を、周囲にいた方々は褒め称えますが、卜伝だけは満足しなかったそうです。 そして、極意を授ける器ではない、とつぶやきます。 訝った周囲の方々が卜伝ならどうするか尋ねた

          校長より生徒の皆さんへ その43      名 人

          校長より生徒の皆さんへ その42      偶然の必然

          木村秋則氏は奇跡のリンゴを作り上げた方として知られています。 木村さんが山の中を歩いていると、偶然にドングリの木を目にします。 虫はついていないし、厚みのあるしっかりとした葉をしています。 加えて、そのドングリの木の周辺には自然に多くの種類の草が生い茂り、そのために豊かな土壌が出来上がっていたそうです。 リンゴ農家として長く試行錯誤を繰り返していた木村さんの中に、これだ、と思える瞬間が訪れました。 彼の耳には、土の中を見るよう話しかけるリンゴの木の声が届いたようにも思えたそう

          校長より生徒の皆さんへ その42      偶然の必然

          校長より生徒の皆さんへ その41      ほととぎす

          豊臣秀吉の『鳴かぬなら 鳴かせてみよう ほととぎす』という句に対して、徳川家康は、『鳴かぬなら 鳴くまで待とう ほととぎす』と詠んだ、とされています。 織田信長の句を含めて三者の異なる性格をよく表していると称されています。 でも、この三句は、鳴くホトトギスは善、鳴かぬホトトギスは悪、という共通する観点から成っています。 一つの概念に対して、善と悪、陰と陽、あるいは有と無を求めるのは人の常ですが、超越した別の観点も存在します。 松下電器の創設者である松下幸之助氏は、『鳴かぬなら

          校長より生徒の皆さんへ その41      ほととぎす

          校長より生徒の皆さんへ その40      満足度

          かつての車業界のセールスマンと購入側の心理状態をとおして、現在の社会情勢を説明する研究者がいます。 セールスマンは見込客との契約が近づくと、様々なセールス活動を行い、契約という成果に結びつけました。 全てに当てはまるわけではありませんが、セールスマンの喜びは契約時にピークとなる一方で、購入側は納車時期が近づくと喜びのピークを迎えるため、セールスマンと購入側には喜びを感じる時期にズレが生じることになります。 でも当時は、モノを作れば売れる時代でした。 車に関しても、次の購入者が

          校長より生徒の皆さんへ その40      満足度

          校長より生徒の皆さんへ その39      ヤシの木

          1980年代にグアムでは駐在する日本人の数が急激に増加したために、それまでの小学校では教室が足りないほどになりました。 放課後の教室を借りるなど依頼したところ、ある小学校で快く協力してくれたそうです。 授業には現地語を学ぶ機会もあり、南国グアムには、雪を表現する言葉がないことを知ります。 もちろん、雪を見た経験を持つ子どももほとんどいません。 教育活動でお世話になった関係者の中に北海道千歳の方がいたため、グアムの子供たちに雪に触れてもらう機会を考案します。 雪を木枠に入れて踏

          校長より生徒の皆さんへ その39      ヤシの木